皆さんはうつ病と聞いてどう思いますか?
昔は「甘えだ!」「気がたるんでるせいだ。」と言われていたと思いますが、うつ病はしっかりとした病気であり、本人は甘えでも何でもないのです。
現代ではようやく理解され始めてきましたが、まだまだ知らない人もいますので、こちらでうつ病について紹介していきます。
うつ病とは
今や15人に1人の割合で生涯うつ病にかかると言われている身近な病気です。
外傷がないので、見落とされる事も多いですが以下の症状が出た場合は注意して下さい。
- 毎日の生活に充実感がない。
- これまで楽しんでやれていた事がやれなくなった、楽しめなくなった。
- 以前は楽に出来ていた事が、今はおっくうに感じられる。
- 自分が役に立つ人間だとは思えない。
- わけもなく疲れたような感じがする。
以上の5項目のうち、2項目以上の状態が2週間程続いた場合、うつ病の可能性が疑われますので、精神科や心療内科を受診する事をオススメします。
そもそもうつ病というのは脳内物質のセロトニンが不足して起きるとされています。
このセロトニンは幸せホルモンとも呼ばれているのですが、睡眠不足が続いたり、仕事の疲れ、人間関係の疲れ等によって分泌されるのが少なくなり自律神経が乱れた事で起こる病気です。
うつ病の治療
まずうつ病がどうか自分では判断できないので、病院へ行きましょう。
本人が行くつもりがなくとも、周囲の人間がおかしいなと思ったらなるべく早く受診する方がいいです。どのような治療が有効なのか。
休養
まず1番大事なのが休養です。
体も頭も疲れが溜まっている状態ですので、それらを強制的にでも休ませてあげる事が大事です。
睡眠不足も重なって眠れない日も続くでしょう。仕事をしている人は休みもなかなか取れないかもしれませんね。
有給があるならば2~3日休みを取って休養したり、限界な人は思い切って休職して休ませてあげて下さい。
薬物療法
薬を使用するのも良いです。
医師から処方された薬を定期的に飲む事でセロトニンの分泌量を元に戻し正常にしてくれます。
人によっては合う合わないの薬があるので、そこは医師と相談しながら決めていくといいでしょう。
薬飲むようになって調子を取り戻しても、勝手に薬を止めると再発する可能性が高いので自己判断は止めて下さい。
まとめ
うつ病は怖い病気です。よく「うつ病は心の風邪」と言いますが、風邪ではなく肺炎のような重症だと思って下さい。
ほっておくと死に繋がるのでおかしいと感じたら病院へ行ってみましょう。